理想と現実

ずーと犬を飼いたいって思い続けてきただけに、
犬を飼う生活に多大なる思い入れと期待があって。
それだけに夢と想像の素晴らしいラブラドールとの生活と
現実の厳しい生活のギャップがすごかったのです。

アズキはラブラドール・レトリーバー。
あの盲導犬で有名な犬種。
とってもお利口でおとなしく、
人に友好的でやさしいワンコ。
ラブラドールってものは皆そうだと思っていたけれど。。。

でも、アズキは違ってた。
あの、あのラブラドールなの?ほんとに???
見かけはそう見えるけど、本当は違うんじゃ・・・
って思っちゃうくらい、想像していたラブラドールとは別物でした。
アズキはお利口でも、おとなしくもなく、
はっきり言って真逆の、怪獣アズゴンって感じ。
何にでも興味をもって、何でも噛んで噛みついて、
隙あらば食べようとして。
こっちの手はいつも傷だらけ。
何を言っても言うことを聞かず、全力で家の中を暴れまわってました。

うちは共働きで家をあける時間が長くて、
アズキが留守番することが多くなっちゃうわけで、
留守中のアズキの暴れっぷりには本当に悩まされました。

トイレシーツは噛みちぎっちゃうから、
おしっこはシーツに吸収されず、水たまりに。
お水はひっくり返しちゃって、これまた水びたし。
もう水だかおしっこだか、わかんない状態。
とにかく、毎日帰るとすごい状態になっていたのでした・・・。

留守番させることなく、一緒にいてあげられたら、
アズキだってもうちょっといい子にしていられるはず。
留守がちなのに、犬を、ラブラドールを飼ったことは
間違いだったのでは・・・と思い詰めたこともありました。
育児ノイローゼに近いものがあったのかも・・。

今になってみれば、子犬ってのは暴れまわるもの、
ラブラドールだろうがなかろうが、
言うこと聞かないもの、それが当たり前、って思えるけど。
初めて犬を飼う希望に満ちたあの頃は
全く現実を受け止められずにいたのでした。

今思うと、ほんと、から回ってたなー、自分。
余裕など全くなくて。
アズキに悪いことしたなぁ、今ならもっとうまく
対応してあげられたのに・・・と思います。

アズキが3歳になるかならないかの頃、
ちょっと仕事を離れた時期があって。
約1年くらいだったでしょうか。
アズキと一緒にいる時間が多くなり、
しつけ、的なことが少しできたってことだったのかな。
その時間があったからか、
その後、だいぶ生活が落ち着いてきたような気がします。
しつけ、というより、アズキも年齢を重ねてきて
ただ単に落ち着いてきただけ、だったのかもしれませんが。

アズキを育てたようで、
アズキに犬を飼う者として育ててもらったような。
アズキも私も、この12年で随分色々と成長しました。

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